カテゴリー別アーカイブ: 小話

猫と本とスタートレック

以前ブログに書いたように、うちには2匹の猫がいる。1匹は妻の連れ猫(?)でメス、もう1匹は職場の駐輪場で保護したオスの猫だ。メスの方はもう実年齢で18歳、オスは3歳か4歳である。2匹とも仲は悪くはないがどうしてもオスの方がちょっかいを出すため基本的には双方隔離している。2匹とも私との相性はまあまあで、退屈な時はニャーンと鳴きながら書斎に入ってくるが、それ以外で必要以上に甘えたりはしない。要するに用事がない限りお互いに干渉しないといったスタンスを続けている。
先日妻にせがまれて『うちの猫がまた変なことしてる。』を購入した。私は基本的にはこういう書籍は買わないのだけれどもAmazonポイントもあったしまあ試しにと思って注文した(2巻とも)。まだ全部は見てはいないが猫の特徴をよくつかめていて面白い。本当に猫は不思議な生き物だと感心する。しかし個人的には先日発売された『Star Trek Cats』をオススメしたい。スタートレックのファンで猫好きにはたまらないだろう。個人的には表紙の絵を見ただけで購入しないわけにはいかなかった。

うなぎを食べた話

先日ウナギを食べた。

その店は職場の近くにあり、ランチ時には千円出せばちょっとしたうな重が食べられるとあって人気の店だったのだが、近年のウナギの価格高騰、さらに(恐らく)店の改装費がダイレクトにランチメニューにしわ寄せしてきたことで値段据え置き、ウナギは親指ほどのサイズにやせ細ってしまった。学生ならば小さいウナギとタレをおかずに白飯をばくばく食べられるんだろうが、大の大人がこれは少々情けない。それで知らぬ間に足が遠のいてしまった。

その日は休日で、朝からぶらりと職場近くの映画館に行って映画を見た帰り、そうだ最近疲れてるのでいっちょうウナギでも食べてみるかという気になった。昼時ということもあり、ウナギ屋は混雑していた。相変わらずガリガリウナギのランチは健在であったが、その日は意を決してうな重の上を頼んでみた。価格は3500円。ランチにしてはちょっとしたものだが、考えてみれば焼肉など食べればあっという間にこの金額に到達するわけなので別段高すぎるわけでもない。しかしたかが魚にと、どこかで躊躇する自分がいる。しかし出てきたうな重を見てうん、これだっ‼︎と膝を叩かずにはいられなかった。

物事には適正価格というものがある。焼肉屋の客単価は最低5千円、寿司屋は3千円、うなぎを食べに行って千円ちょっとで済まそうと思うのがそもそも間違っているのかもしれない。うな重上、とても美味しくいただけた。今度はいつになるだろうか。

Macbook Pro 17 mid 2010のメモリ増設

特に不便だった訳ではないが、4Gを8Gにかえてみようと思った。本当に今更といった感じである。手順はすこぶる簡単で、どこのサイトにも書いてある。今回利用したメモリは8Gで5千円弱。大丈夫か?本当に。

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という訳で酔っぱらった頭のまま作業に。

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裏版をみたときにはさすがに緊張した。しかし続行。

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というわけで、無事装着完了。

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無事認識しました。ネジもなくさなかったし満足。試しに色々使ってみましたが、早いね。体感的に感じました。次はSSDに挑戦したい。

今回使用したメモリ

サタデーナイトフィーバーとニューヨークの夢

先日初めて『サタデーナイトフィーバー』を観た。
なんとも懐かしいディスコソングの陰に渦巻く青年達のやり場のない焦燥感、移民大国であるアメリカの抱える根深い人種・民族問題、そして不況と戦後処理に追われていた1970年代のアメリカそのものを重要文化財級の映像美で描いている。貴重な映画であると思う。
19歳の青年に扮するジョントラボルタは当時23歳。勝ち気で切ない表情と、何よりそのダンスのキレの良さ。さすが俳優としか言いようがない。私が彼を知ったのは『パルプフィクション』でだが、その中でもツイストを踊るシーンがあって、これは奇才タランティーノが仕掛けた粋な演出であることに今頃気がついた。

映画の中でブルックリン橋を渡る(正確に言うと落ちる)シーンがあって、ニューヨークに一人旅をした時のことを思い出した。 その時もマンハッタンからブルックリン橋を歩いてブルックリンへ向かった。この映画を事前に観ていればさらに感慨深いものがあっただろうが、それでも良い思い出だ。
橋を渡り、ブルックリンプロムナードへ向かった(写真)。途中道に迷ったので、そこらを歩いていた人を適当につかまえ、道を尋ねた。偶然にもプロムナードのマンションに住む住人らしく、「come with me」と案内してくれた。道中興味本位で家賃を聞いてみたら、ワンルームで月10万くらいとのこと。高いねと言うと「Tokyo too」。たしかに。
2枚目の写真は彼のマンションの部屋ではもちろんなく、私が滞在したバックパッカーの宿。4人部屋だった。しかし汚い部屋だな。 

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男に日傘

結論からいうと男に日傘だろうが、最近平成男子に人気のスカートだろうが似合っていれば問題ない。
最近日傘を購入した。私はもともと色白で虹彩の色が薄い。そのためか夏場の日差しが大の苦手である。単純に眩しい。暑い。すごく眩しいのでサングラスをかけて通勤している。
サングラスをすると体感温度が下がると同時に日焼けもしない(メラニンの産生が抑えられる)という研究データがあるらしい。たしかにギンギラぎんに輝いた夏の日差しはいかにも暑そうだが、サングラス越しの世界はあきらかに涼しそうだ。
ところがやはりどうにも暑い。職場は駅から徒歩10分程度だが、強烈な朝日と鏡のように舗装された歩道からの照り返しで10分間の間に職場での1時間分の体力を消耗するほどだ。そこで日傘の購入に踏み切った。
もちろん抵抗はあった。だって男に日傘ですぞ。昭和一桁生まれではないが、本当に微妙なメンズアイテムではないか。使用している男子が増えていることは知っているが、とにかくそれを使用している者が周りにいない。駅を降りても、ご婦人方の8割から9割は日傘をさしてしゃなりしゃなりと歩いている。それに対して男子の日傘率は0%である。
よしそれならば俺が流行らせてやると、実際に使ってみた。
正直びっくりした。まあネットで評判のいい日傘だからかもしれないが、本当に涼しい。いつもならじとっと嫌な汗をかいて出勤していたのが嘘のようだった。朝から暑くてイライラするより断然いい。デザインも惑星探査機みたいでいい。それに見た目なんか本当はどうだっていいではないか。俺はいい気分で出勤したい。それだけだ。
しかし考えてみればおかしなことで、放射能にあれだけ敏感になるのに紫外線には無頓着の男子。今年は電力不足が懸念される夏になる。少しでも涼しく働いてみようではないか。

2010年を振り返る

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 断捨離(だんしゃり)を実行した。
 秋山好古ではないが、身の回りはできるだけ質素にしろという考えには共感が持てる。もともと私は物を溜め込むほうではない。これまでのところ9回引っ越しをしている(さすがにもうないと思う)ことも原因かもしれないが、ようするに本能的にジプシーなのだろう。部屋はまるで在庫切れしたwarehouse(倉庫)である。
 そんな私でも整理するモノはある。そこで断捨離という言葉が目についた。仏教用語らしいが、要するに家にあふれるモノを処分していくことで、新たな心の状態をつかむ、ことらしい。
 まずクローゼットから服を引っぱりだし、1年以上触ってないものを山積みにした。それから本をまとめた。その過程で体脂肪計が見つかったのでこれも袋に入れる。別のクローゼットを整理する。あふれるほどの紙袋の山。いつか使うだろうととっておいた紙袋だ。これももちろん捨てる。
 断捨離で出た不要品をリサイクルショップ(BookOff)に持っていく。ばかばかしい話だが6千円になった。それで嫁さんとお昼に特上トンカツを食べてイタリアワインを買って帰り、その晩蒸かしたジャガイモに有機ドレッシングをかけて食べながら断捨離万歳を祝った。部屋もさらにスッキリして気分も清々しい。
 断っておくが、私は盲目的な断捨離、要するに、とにかく何でもかんでも物を捨てるという考え方には基本的には反対である。パラノイア的もしくは神経症的な人が断捨離の魔力に取り憑かれると、とにかく何でも捨てたがる。それは思い出の品から、アルバム、手紙などあらゆるもの、自分の過去へ繋がる唯一のものにまで及ぶ。人類は物を貯めることでこの地球上で生き残り、進化を果たすことができたという。物を貯めることは(特に農耕民族の日本人)には本能的で自然な行動であろう。この辺は立花隆氏の『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』文藝春秋を参照されたい。
 2010年を振り返る。香川照之は龍馬伝の撮影が始まった頃の心境を『胃袋がふくれた』と表現した。胃袋がふくれるぐらいやってやろう、全力でこの一年ぶつかってやろう、そういった意味合いだが、私もまさにそんな一年だったように思う。短いスパンだからこそ全力疾走ができるのかもしれない。しかしやがてそれは蓄積されて全力でぶつかって行った人生と表現できる日がくるのかもしれない。なんてカッコいい人生だろうか。
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2010年大晦日

スピーカーケーブルについて

 オーディオを新調しようということになった。
 2年前に10年以上連れ添ったDENONのプリメインアンプPMA-7.5Eが故障し、それ以来嫁さん持参のケンウッドSJ-HD7MD(ただのコンポ)と先のプリメインアンプと一緒に購入したスピーカーSC-E252でがんばってきた。このスピーカーは文字通り私の生き字引だ。
 とは言えもう数年も前からCDを聞くことがなくなった。例のiTunesのためだ。ジャズはもっぱらこいつで流しっぱなしが癖になってしまっている。
 最近ふとした気まぐれでマイルスのCDを買った。愛聴しているJazzラジオで流れていたためだ。タイトルはFour &More、例のコールマン、トニーにハンコックで名盤とされるうちの1つ。構成、内容ともにまったく申し分ない。(恥ずかしながらまともにマイルスを聞いたのはBlue in Green以来)
 とにかくリビングに置いてあるケンウッドとデノンのスピーカーで(まるで不倫のようだが)マイルスを聞いていた。ハンコックのピアノがカッコいい、コールマンも無駄な音1つ出さずに曲全体を盛り上げている。何より全体の緊張感(これはマイルスのなせる業だが)がたまらない。しかしどうも胸に刺さらない。原因はやはり音だ。パアッとした高音域がモノラルに聞こえる。今までmp3で聞いて満足していた人間が偉そうに音質を語るべきではないがとにかく物足りない。
 オーディオ新調、まずこれを考えた。調べる、サイトをくまなく調べるとあるフレーズが目につく
 メーター900円のケーブルで繋ぐと。。。 メーター400円のケーブルでも見違えるようです。。。。などなど
 生まれてこの方アンプとスピーカーを繋ぐケーブルを良いものに買えるという発想が全くなかった私にとってこれは未知なる領域だったが、考えてみればアンプで集められた音をスピーカにロス無く伝えるケーブルは非常に重要なものだ。中東のオイルパイプラインのようにまさに生命線といっても良いかもしれない。ちなみに現状のケーブルはもう10年を過ぎ、錆が黒光りしていた。
 早速電気屋へ足を運んだ。売り場に来てみるとあるある、たくさんのケーブルがぶら下がっていた。何度もこの前を通っていたにも関わらずなぜ今まで気がつかなかったのか。人間というものは不思議である。
 色々な種類がある。高いものではメーター1万円。すごい。こんなものにお金をかけられるようになりたいものである。悩んだ末メーター400円、標準4mで1700円程度を購入することに決めた。これで音が良くなるならオーディオを買うより安い。
 急ぎ足で家にもどり取り付ける。マイルスをかける。ソファーに座って嫁さんと聴く。
 率直に言えば、全く別物だった。まるでオーディオを新調したかのように綺麗で奥行きのある音がそこにはあふれていた。ライブ独特の緊張感と空気感、それらが一体となって部屋を埋めた。管楽器の命である倍音もしかり。
 もしもオーディオに不満がある方はまずケーブルを変えてみることをおススメする。

audio-technica GOLDLINK Fine スピーカーケーブル3.0m AT567S/3.0

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  • 出版社/メーカー: オーディオテクニカ
  • メディア: エレクトロニクス
Four & More

Four & More

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/BMG Japan
  • 発売日: 2005/03/15
  • メディア: CD