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売れないCD、それでも買ってしまうCD

 これは皆さんへの質問である
 あなたはジャズ(ジャズのみならず)のCDを何枚くらいお持ちで、それを売ろうとしたことはあるか?またmp3最盛期のこの時代にせっかく買ってもすぐにPCに取り込み、あとはタンスの肥やしになる(もちろんなかには壁一面にCDを飾り立てている人もいるだろう)と分かっていても、CDを買ってしまうことはあるか?
そうして買ったCDをPCに取り込んで普段はほとんどPCからしか聴かないが、どうしてもCDそのものを売ることができなかったことがあるか?
 私個人についていえば、ジャズCDは過去10年間の累計で2000枚くらい、でそのうち1900枚近くを同じく10年間に売りさばいてきた。売って、その売れたお金で買って、の繰り返しである。つまり現実に2000枚が自宅の壁を埋めた事はない(2000枚分の楽曲のうち半分はiTuneに存在しているが。。)。
 そうして10年間のザルによってふるいをかけられた後、残ったCDがいま足下の段ボールにおいてあるおよそ100枚のCDである。まさに軍隊でいうSWAT、グリーンベレーに似た先鋭部隊である。
 これらのCDのなかにはマイナーアーティストの貴重な、わざわざ海外のディーラーと取引して入手したCDもある(ジャズ一般的に貴重というわけではない)。その他なにかと苦労して、断腸の思いで購入した、廃盤で定価の3倍近くしたCDなどもある(その後すぐに再発され死ぬほど悔しい思いをした)。ジャズが好きな方なら少なからずそういった経験があるだろう。
 前述のとおり、これらのCDの楽曲はすべてPCにはいっており、おまけに日常におけるジャズの99%はPCからの音源であるため、CDそのものをデッキに置いて聴くことがほぼ皆無であり、具体的にはこれら段ボールCDはこの状態で2年近く経過している。
 ふとこれらのCDを売ろうと思った。もういいじゃないか、段ボールの中で2年近く熟成させてるわけだし、おまけに曲はPCで聴けるんだから。それにひょっとしたら予想外に高値で売れるかもしれないし。
段ボールを開けて品定めし、整理する。右側が売るもの、左側が売らないもの。えーとこれはこうで、これは輸入だから、これは貴重だから、これは廃盤だからなどとやっていると、いっこうに右側にCDがたまらない。それはそうだ、10年間にふるいをかけられて生き残ったCD達だから。
結局時間だけが過ぎ、右側に置かれたのはただの1枚のみ、それもどこかでまぎれたらしい『ウルフルズ』の『ガッツだぜ!!』のシングルだった。
左側に山積みされたCDを見て、ああ、俺はこいつらが大好きなんだ。そう思った。心から愛しく思えた。
おまけに郵送で買い取りCDを送ろうと新宿ディスクユニオンのジャズサイトを開いていたため、ひょんな事であるアーティストのCDが欲しくなり、計1万円分も購入してしまった。ますますCDが増える結果となったわけである。
やれやれ
皆さんはどうですか?