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コーヒーについて

『摂取を中断した場合の離脱症状としては頭痛が一般的であり、12 – 48時間以内に出現し、2 – 4日以内に消退する。他の症状としては眠気、集中力の減退、疲労感、不安、抑うつ、運動遂行能力の低下、発汗、嘔気、カフェイン摂取の渇望などがある。』(カフェイン依存より抜粋)

コーヒーを飲み始めて25年以上となる。1日最低2杯~4杯は飲んでいる。コーヒー好きといえばそうだろう。

100mlのコーヒーにはおよそ60mgのカフェインが含まれるらしい。スタバのショートサイズ(240ml)で140mgのカフェインである。ちなみに紅茶、烏龍茶ではその半分の量となる。厚生労働省が発表しているデータなので間違いないだろう。

カフェインの摂取量の法的基準はなく、各国で異なっているが、概ね1日に400mgを超えないこと、とされる。先日エナジードリンク(80mg/1本)やカフェイン錠で中毒死した若者のニュースがあったが、カフェインは薬物であることを再認識した。

一人当たりのコーヒーの摂取量を国別に見ると、1位はルクセンブルク(1日に平均7杯)、それからフィンランド(シナモンコーヒーが有名)、デンマークなど北欧諸国が続き、その後イタリアやフランスなど。何れにしてもルクセンブルクは異常に突出している。

先月都内に出かけた時、忙しくてコーヒーを飲む暇もなかった。それで帰りの電車の中で激しい頭痛に襲われた。風邪かと思ったが、体のだるさはない。ひたすら頭が痛い。特に頭を動かすとぐらぐら揺れる頭痛がする。自宅に戻ってすぐにコーヒーミルへと向かいドリップコーヒを作って飲んだ。実は数年前にも同じ症状があり、コーヒーを飲むことで良くなった経験があったためだ。案の定、今回もうまくいった。先ほどの頭痛は嘘のようになくなった。翌朝目覚めてからふと考えた。コーヒーを飲んだから頭痛が治まったのではなくコーヒーが切れた、具体的にはカフェインが切れたから頭痛が始まった。この状態はノーマルか?カフェイン切れの症状を抑えるために再びカフェインを摂取する。紛れもないカフェイン依存症ではないだろうか。コーヒーは好きだが、コーヒーがなくてはならないという状態は好きではない。私の体は知らず知らずのうちにカフェインなしではやっていけない体になってしまっていた。

一度リセットしよう。そう思い連休を利用してカフェインデトックスを始めた。以下その記録である。

初日:昼頃に異様な頭痛。笑ってしまうくらい頭が揺れる。何もする気が起きず、食事もほどほどに眠りにつく。少なくとも寝つきは良い。

翌日:朝から頭痛。ボーとする。食事はとれるがやる気、が起きない。ソファでボーとしながらこの先どうなるのかと思いを巡らす。昼頃に床につく。夜まで寝る。起きて夕食。その後すぐ寝る。

3日目:頭痛。相変わらず何もやる気が起こらない。せっかくの休日なのに、俺は一体何をしているんだと自責の念に駆られる。今コーヒー飲むとどうなるのだろうと好奇心がうずくが、もし本当にそれで良くなったら改めてカフェイン依存症を認めることになるので恐ろしくてやめる。午後から夜にかけて昼寝。食事。就寝。

4日目:頭痛。しかし初日に比べればはるかにマシである。しかし無気力感が激しい。これまでの俺はカフェインでブーストされていたんだな、無気力、無関心、これが俺の本当の姿か。夕方近くの温泉に出かける。一時間ほど湯に浸かり、出た頃には頭痛は無くなっていた。なんとなく『カフェインが抜けた』という感じがある。気分は良い。映画などでよく見る、ヤク中が施設で更生される時、三日三晩苦しんだ挙句、悟りを開いた目つきで出所するあれだ。

5日目:少々頭痛の名残はあるが、無気力、倦怠感はなく、至って元気である。スタバでハイビスカスティーを注文する。店員さんに勧められた唯一のノンカフェインティーだ。

以後、問題もなく現在に至る。

これで今後はコーヒーが飲めなくて辛い(精神的、肉体的)ことはなくなった。一応成功である。しかしカフェインはチョコにも含まれており、緑茶をはじめとした日常的飲料に含まれることを考えれば、普段の生活においてこれらを完全にカットすることは難しい。様子をみつつ、依存が起こらない程度に嗜んで行きたいと思う。カフェインを抑えたデカフェという手もあるわけだし。しかし本当に冒頭にあるような離脱症状が起きたのでびっくりした。