月別アーカイブ: 2016年12月

うなぎを食べた話

先日ウナギを食べた。

その店は職場の近くにあり、ランチ時には千円出せばちょっとしたうな重が食べられるとあって人気の店だったのだが、近年のウナギの価格高騰、さらに(恐らく)店の改装費がダイレクトにランチメニューにしわ寄せしてきたことで値段据え置き、ウナギは親指ほどのサイズにやせ細ってしまった。学生ならば小さいウナギとタレをおかずに白飯をばくばく食べられるんだろうが、大の大人がこれは少々情けない。それで知らぬ間に足が遠のいてしまった。

その日は休日で、朝からぶらりと職場近くの映画館に行って映画を見た帰り、そうだ最近疲れてるのでいっちょうウナギでも食べてみるかという気になった。昼時ということもあり、ウナギ屋は混雑していた。相変わらずガリガリウナギのランチは健在であったが、その日は意を決してうな重の上を頼んでみた。価格は3500円。ランチにしてはちょっとしたものだが、考えてみれば焼肉など食べればあっという間にこの金額に到達するわけなので別段高すぎるわけでもない。しかしたかが魚にと、どこかで躊躇する自分がいる。しかし出てきたうな重を見てうん、これだっ‼︎と膝を叩かずにはいられなかった。

物事には適正価格というものがある。焼肉屋の客単価は最低5千円、寿司屋は3千円、うなぎを食べに行って千円ちょっとで済まそうと思うのがそもそも間違っているのかもしれない。うな重上、とても美味しくいただけた。今度はいつになるだろうか。