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カタルーニャ州とジャズ

先日(2017年10月27日)スペインのカタルーニャ州議会でカタルーニャの独立が承認され、それに慌てたスペインのラホイ首相は議会を解散するに至った。スペイン国内にありながら自治区として認められているカタルーニャ州は歴史的にもカタルーニャ語を話すカタルーニャ人の居住区だったらしく、何よりカタルーニャ人としての誇りが強いとされている。

と、政治や歴史について私がとやかく評論するつもりはないが、カタルーニャと聞くと思い出さずにはいられないジャズピアニストがいる。盲目のピアニスト、テテモントリューである。

テテは1933年にカタルーニャに生まれ、1997年に64歳で亡くなった。生涯において多くのレーベルにアルバムを残し、特に『Piano For Nuria』は名盤中の名盤とされ、実際私もこのアルバムを聴いた時衝撃を受けずにはいられなかった。アートテイタム譲りの繊細で泥臭いタッチ、とても盲目とは思えない正確で躍動感あふれる演奏、一度聞けば、ジャズ好きなら間違いなくその名を知りたがるだろう。

テテはスペインのジャズピアニストと紹介されることが多いが、本人は最後まで自分はカタルーニャ人であると話していたらしい。テテがまだ生きていたならば今のこのスペインの状況をどう思っただろうか。